外れやすい幼児の肘(小児肘内障)

カテゴリー │小児・子供のケガや痛み

時々、かわいい患者さんが来院します。

お付き合いのある幼稚園の園児さんか御近所のお子さんです。

泣きながらお母さんに連れられて来ます。

聞けば、「手を引っ張ったら泣き出した」とのこと。

診ると、肘が外れています。

小児肘内障と言います。





小さい子は怖がると逃げてしまうので、「どこがいたいの?」と聞いているうちにはめてしまいます。

整復は一瞬で終わり、関節が元に戻ると痛みも消えるので、すぐに泣きやみます。

小児肘内障は、2~4歳の幼児に起こり、繰り返し発生することが多いですが、成長とともに脱臼しなくなります。

小児肘内障は、それほど心配のないケガですが、負傷原因がはっきりしていない場合は注意が必要です。

手をついて負傷した場合には、骨折の可能性があります。

そのため、必ず負傷原因を保護者に確かめなければなりません。



 

くじけないで 柴田トヨ

カテゴリー │院長のつぶやき

今年の1月20日に101歳で亡くなった、柴田トヨさんの『くじけないで』という詩集を患者様からいただきました。



やさしくて且つ凛として、それでいてユーモアもある詩集に感動しました。

ツライことや苦しいことを乗り越えてきたからこのような詩が書けるのでしょうか。

何か「神々しさ」さえ感じます。

今までに、このように「神々しさ」を感じさせられる人に4人お会いしました。

すべて年配の女性です。

私の亡くなった祖母もその一人です。

そして、この本をくれた方も、その中のひとりです。


 

子供の肩こり

カテゴリー │小児・子供のケガや痛み

小学生や、中学生の子供でも肩こりに悩んでいることがあります。

「若いのに肩こりなんて?」とお母さんが心配して来院するケースがほとんど。

肩の筋肉がガチガチの子もいますし、それほど硬くはないが、筋力が弱くスジばっている子もいます。

とくに異常がなければ、子供のうちは肩こりはあまりないはずですし、あったとしても一時的。

ということは、何らかの原因があるはずです。



  考えられる原因は・・・ & その対処法は・・・

     ①筋力不足 : 運動しましょう

     ②姿勢が悪い(猫背) : 正しい姿勢を身につけましょう

     ③首がまっすぐ過ぎる(ストレートネック)
           
                 : 気を付け!の姿勢が正しいと勘違いしているのかも

     ④背中がまっすぐ過ぎる(フラットバック)

                 : 気を付け!の姿勢が正しいと勘違いしているのかも

     ⑤なで肩である : 運動しましょう

     ⑥ルーズショルダー(肩関節がゆるい) : 適切なトレーニングを

     ⑦側弯(特発性側弯、姿勢性側弯など) 

                 : 一度、専門医で診察を受けましょう
                 : 適切なトレーニング(四つ這い運動など)をしましょう

     ⑧ストレス : 親の気付かないところでストレスを感じているかも
              ストレスの原因は、お父さんかお母さんにあることも



当院では、このような部分に着目し、お子様の肩こりに対して施術し、姿勢や運動の指導もしています。

⑥番のように、特発性側弯症が疑われる場合には、専門医を受診していただき、当院の治療も併用していくことをお勧めしています。



 

上腕二頭筋腱断裂

カテゴリー │腕・肘・手の痛みでお悩みの方へ

数年前のある日

実家に帰ると・・・

父「おいっ、肩が痛いから診てくれっ」

私「あっ、これはあ~。何やったの?」

父「腕相撲をちょっと・・・」

私「しょうがないなあ~」

という具合で、上腕二頭筋長頭腱の断裂でした。



あまり多い症例ではありませんが、一年に1人程度でしょうか、このような方が来院されます。

当院に来院した上腕二頭筋腱断裂の患者様の年齢は65歳以上の方ばかり。

加齢により腱が脆くなっているために、重いものを持ったり腕を振り上げたりした際に発生します。

若い人がスポーツなどで強い力が加わって発生することもあります。

通常は、手術はしませんが、若い人の場合は手術となります。

  症状は
     ・写真のように、力瘤が下にさがって盛り上がる
     ・肩の痛み(とくに前側)
     ・腕のだるいような痛み
     ・腕に皮下出血がみられる

10日から2週間で強い痛みは消えてきますが、その後は数週間かけて徐々に治っていきます。

上腕二頭筋腱が断裂してもほかの筋肉がカバーしてくれるので、日常生活には問題ありません。

肩の痛みやケガにはいろいろな原因があります。

痛みを感じたら早めにご来院ください。



 

幸せのちから

カテゴリー │院長のつぶやき

今日も、お気に入りの映画『幸せのちから』を観ました。

2006年 ウィル・スミス主演のアメリカ映画です。

今までで、一番泣けた映画です。

自分の経験と重なる部分もあり、苦しくなって観ていられず、途中で2回DVDを停めました。

子供を持って、必死で働く世のお父さんたちに是非観てもらいたいです。



 

ぎっくり腰

カテゴリー │腰の痛みでお悩みの方へ

ぎっくり腰のお話。

急に腰が痛くなったもの(急性腰痛)を俗に『ぎっくり腰』といいます。

接骨院的な判断は「腰部捻挫」です。

不意の動作や物を持つなどの動作で起こることが多く、洗顔動作やズボンを履くとき、せきやくしゃみでもなります。

強い腰の痛みが特徴で、寝返りや起き上がり動作が非常に困難になります。

多くは、椎間関節という部分の捻挫が原因で、そこを守るために周囲の筋肉がガチガチに緊張します。

これは一つの防御反応と言え、炎症のある患部を守るために周辺の筋肉が緊張してに起こります。

そのほかに、腰の筋肉の肉離れや腰部椎間板ヘルニアが原因となることもあります。




痛みのピークは、受傷時から三日間で、受傷した当日よりも翌日や二日目あたりが一番痛むようです。

炎症の強い最初の三日間は安静にすることが大事で、後の経過に大きな影響を与えます。

4、5日経って、少し動けるようになったら、いつまでも安静にはせず、少し動いた方が硬くなった関節の動きがよくなって楽になります。

「ぎっくり腰』は、1週間から3週間ほどで軽快しますが、筋力が弱い人、骨格の弱い人、高齢の方ほど長くかかります。

痛みが強いので、初めて『ぎっくり腰』になった方は不安に思うかもしれませんが、ほとんどが時間の経過とともに治ります。

ただし、腰部椎間板ヘルニアがあると長期化することもあり、足のしびれや痛みなども伴います。

『ぎっくり腰』になった原因がハッキリとしていれば心配はありませんが、鑑別が必要な疾患として、尿管・腎臓結石や婦人科疾患、膵臓の疾患などがあります。

内臓からくる痛みは、安静時にも痛むのが特徴で、そのほかの症状や既往症などを問診時に確認し判断します。

また、高齢者で骨粗しょう症のある方は、腰椎の圧迫骨折を起こしていることも少なくありません。

圧迫骨折がある場合には、寝返りや起き上がり動作が非常に困難ですが、立ってしまえばそれほど強い痛みはないのが特徴で、背骨を叩打すると痛むことも特徴の一つです。

腰に痛みを感じたら、自己判断はせず、早めにご来院ください。



 

なぜか続く日

カテゴリー │院長のつぶやき

片づけが済み、本日の診療はこれで終了です。

不思議なもので、今日は、首を寝違えて来院する方が数名続けて来院。

寒い日が続きますし、本日の浜松はモウレツな風で気圧の変化も大きかったからでしょうか。

時々、同じような症状の方が来院する日があります。

首に限った事ではありませんが、多くは姿勢が悪いことが主な原因です。

姿勢を正すと、気持ちも引き締まるし、良い姿勢と悪い姿勢では他人に与える印象も変わります。

また、過去の症例では、患者さん自身は寝違えたと思って来院し、診察させていただいた結果、髄膜炎の疑いで内科へ紹介した方と帯状疱疹の初期で皮膚科に紹介した方がいらっしゃいました。

首に限った事ではありませんが、不調を感じたら出来るだけ早くご来院ください。




 

“ナイロビ”の蜂

カテゴリー │院長のつぶやき

久しぶりにお気に入りの映画『ナイロビの蜂』を観ました。

2005年 イギリス映画です。

特別に映画好きというわけではありませんが・・・。

映画を観て『美しい!』と感じたのは初めてでした。

お勧めですので、ぜひご覧ください。



 

セルフマッサージ前腕編

カテゴリー │セルフマッサージ

★セルフマッサージ『前腕編』★

「前腕」とは、手首から肘の間の部分を言い、指や手首を動かす筋肉がこの「前腕」にあります。

手はよく使うので疲労もたまりやすく、筋肉の起始する肘の外側と内側は炎症を起こしやすい部分でもあります。

また、「手首の腱鞘炎」や「ばね指」の方にも効果がりますので是非お試しください。

①手のひらを上に向けた状態で、反対側の前腕を押しつけて体重をかけます。
*気持ちがいい程度の強さで圧迫します。



②次に、手のひらを下に向けて反対側も圧迫します。
*圧迫している腕を前後に動かすのも効果的です。






 

大波賞まちがいなし

カテゴリー │GOLF

2月7日(木)に浜松カントリークラブのオープンコンペに参加しました。

気分転換に21年前に使っていたアイアンでラウンドしました。

ドライバーとショートアイアンが冴え、6番ホールまでは1アンダーで、7から9番ホールで連続ボギーの『38』

久しぶりの70台!っと気合を入れ、後半に臨むも、体ががちがちになり結局は『50』をたたいてしまいました。

ハーフ『38』は久しぶりの好スコアで、『50』も久しぶりの悪スコアでした。