足首のねん挫とイセリン病(Iselin病)

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孝心 院長の鈴井です。

皆さん、

イセリン病(Iselin病)

って聞いたことがありますか?



昨日も、ねん挫をしたお子様で

イセリン病を疑わせる所見が同時にみられたので、

整形外科を受診するようおすすめし、

状態を確認してから再度来院していただけるよう

ご提案させていただきました。




イセリン病とは・・・

成長期の子供の膝にみられるオスグットシュラッタ―病と同じ、

「骨端症」の一つで、

足の第5中足骨にみられるものをいいます。
(足の外側のおおむね中央付近)
足首のねん挫とイセリン病(Iselin病)





そして、骨端症とは・・・

成長期に起こるもので、

成長軟骨部に繰り返し力が加わって

痛みが出るものをいいます。




イセリン病は・・・

①足の第5中足骨に腫れと痛みがある

②スポーツをしている8歳から14歳の成長期にみられる

③運動中や運動後に痛くなり、ひどくなると歩くだけでも痛みがある。

徐々に痛みが出てくることが多いですが、

ねん挫をきっかけに痛みが出ることもあります。

当院には、サッカー、野球、テニス

熱心にやっているお子様がいらっしゃいました。




類似する疾患に・・・

疲労骨折の「ジョーンズ骨折」や

通称「下駄骨折」の第5中足骨基底部剥離骨折が

ありますので、

年齢や原因、症状などから見分ける必要があります。




イセリン病は骨端症ですので、

疑われる場合には整形外科をご紹介し、

その後、自費治療にて対応しております。




イセリン病の疑いがある方への施術は・・・

①2~3週間、患部を安静にするよう指示

炎症を抑える・治癒促進を期待して○○電流を使用

③足を含め○○関節○○関節の動きも調整

ストレッチの指導

をご提案しています。

私の経験では、②の電流がこの疾患には合うように思います。

比較的、予後の良好なものですが、

大事な試合の時期に

痛みが強くならないよう

管理が必要になります。

心当たりの方はお気軽にご相談ください。



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